
デジタルコンテンツの制作がますます進化する中、DeepMotionが提供するサービスは更なる進化の可能性を広げるきっかけとなるかもしれません。
今回は注目の2つのサービス『Animate 3D』と『SayMotion』をご紹介したいと思います。
Animate3D
概要
『Animate3D』は、動画データをアップロードすることでAIが自動的に3Dモーションを生成するクラウドサービスです。
この技術を駆使することで、モーションキャプチャの専門的な知識が無い方や簡易的なモーションデータを求めている方、スマートフォンやカメラで撮影した動きをゲームやアニメに利用したいけどコストが気になる方が、低コストでモーションデータを制作することができます。
用途
このサービスを用いれば、アイディア次第でさまざまな活用方法が考えられます。
例えば、ゲーム開発者がキャラクターのモーションを簡単に制作したり、教育機関が学習教材として利用したりすることができます。
また、独自の表現を追求するための新しい選択肢の一つとしてこの『Animate 3D』を利用できるでしょう。
映像コンテスト
DeepMotionが開催した『Animate 3D』を利用した映像コンテストが開催され、多くのクリエイターがエントリーされました。応募カテゴリーはBasicかAdvanced部門で選べ、映像テーマはクリエイターが決めることができます。例えばダンスであったり、ストーリー仕立ての映像がこのサービスを利用して制作されています。
ただダンスといっても、かわいいキャラクターやロボットに踊らせるだけでなく、それぞれ世界観に合わせた演出を自由に付け、より楽しませるように作られています。このように面白い映像や自分の観たい映像を制作するために、幅広い方々が手軽にクリエイティビティを存分に発揮できる手助けになっています。
この動画から「Animate 3D」の可能性が実証されているのではないでしょうか。
Blenderとの連携も可能
『Blender』は3Dのモデリングやアニメーション、動画の制作など幅広い作業を行うことができる無料のソフトです。
そのBlenderを導入し連携することで、Animate 3Dを利用してできたモーションデータをキャラクターに転送、バインドすることで簡単に自動モーションキャプチャをすることができます。もちろん、そこからカメラやライト、他モデルや演出など自由に追加できるため、1つの映像作品を作り上げることもできるでしょう。
SayMotion
概要
『SayMotion』は、”テキスト”から人物の3Dモーションを生成することができるサービスです。単一のモーションのみを作成するだけでなく、複数のモーションを一つのモーションに統合する機能も搭載されています。
また、モーションを別のモーションをブレンドすることで組み合わさった動きが作成できたり、”AI編集ツール”を用いて、モーション同士のマージ(結合)やインペイント(アニメーションをテキストで指示して編集)する事も可能です。
活用方法
SayMotionを利用することでマーケティングや教育コンテンツ、昨今の動画ビジネス等において、簡単に3DCGモーションを制作することが可能となります。
特に、短時間で映像が求められるビジネスシーンにおいて、非常に有効な選択肢の一つになると言えるでしょう。
具体例
このサービスの最大の魅力は、販売されているモデルや背景を組み合わせることで、短期間でハイレベルな映像が制作することも可能になる点でしょう。
動画を通じて、そのスピード感と品質の高さを確認できます。また動画内では、実際にどのようにテキストからアニメーションが生成されるかが詳しく説明されています。
アップデートされる生成AI技術
『Saymotion』は、アップデートにより『SayMotion V2.3』にて『Animate3D』の機能が統合されました。これにより、両方の機能はもちろん、データを一括で扱えるようになりました。”AI編集ツール”などを用いることで、思い通りの理想のモーションを作成できるでしょう。
またAIモデルもアップデートされました。アニメーション生成時間が高速化され、おおよそ従来より40%ほど短縮されたようです。また、一つの命令から自動生成され、一度に確認できるモーションが最大で8つまで増え、より作業の効率化が図れるようになりました。
まとめ
今回紹介した『Animate 3D』と『SayMotion』は、制作経験を問わずクリエイターにとって想像性を満たし、新しい可能性を広げるツールといえます。
しかし生成AIの特性上、制作するモーションの指定の難しさと制作物のビジョンがはっきりとしていないと、それ相応にはっきりとしないモーションが生成されてしまいます。この点については、実際に手で動かしてモーションを制作するときと変わらない場合もあるでしょう。
具体的なビジョンや用途ははっきりとしているけど、モーションを制作するコストに悩む方々は、是非この機会に試してみてはいかがでしょうか。