VTuberが動く仕組みについて解説 Vol2 ~個人でもVRChatやVTuber活動ができるようになるフルトラッキングデバイスの紹介~

最近ではVTuberの活動がYouTubeにとどまらず、TikTokやTwitchなどの配信媒体や地上波テレビでも目にするようになりました。今勢いを増しているVTuber業界ですが、Vtuberをしている人たちのなかには、VRゴーグルとコントローラーを使用してVTuber活動している人や、カメラを使って2Dイラストを動かし活動している人もいます。

中でもVRゴーグルとコントローラー以外に、トラッキングデバイスを用いることで全身をトラッキングする事が出来るとのことで、本記事ではフルトラッキングできるデバイスをご紹介します。

目次

フルトラッキングデバイス

今回は数あるトラッキングデバイスの中で3つ紹介していきます。3Dモデルを全身動かしてみたいと思っている方は参考にしてみてください。

HaritoraX2

HaritoraX2はHaritoraXシリーズより新発売されるデバイスです。VRChatに対応しており、VRヘッドセットとHaritoraX2を組み合わせることで、VRアプリケーション内でアバターを動かすことができます。

センサーの重さは17グラム、太ももに付けるセンサーの重さもわずか6グラムと軽量に作られています。一度の充電で50時間使うこともでき、ヘビーユーザーの方も長時間使うことができます。1回あたり約3時間の使用で、2日に1回使用する場合であれば1ヶ月以上充電しないで使うことができるそうです。

また、オプションとして発売されている「肘トラッキング拡張セット」を上腕に装着することで、現実に近い腕の動きをする事ができるようになります。複雑なダンスをしたい方や、モデルのようなポージングをしたい方におすすめです。

mocopi

mocopiは6つの小型センサーを装着することで、どこでも手軽に3Dでフルトラッキングができるモーションキャプチャシステムです。mocopi VRアプリを使うことで、センサーをSteamVRの仮想トラッカーとして利用する事ができます。SteamVRに互換性のあるVR機器と組み合わせることで、VRChatをはじめとしたさまざまなVRアプリケーションでフルトラッキングをする事が可能です。

小型センサーのサイズは1つ辺り約8g、直径約3.2cmとコンパクトです。センサーは付属のバンドやクリップで簡単に固定できるようになっているので、片手でも装着する事ができるようになっています。また、完全ワイヤレスなので煩わしさを感じることはありません。

mocopi専用のアプリを使うことで、好みのアバターデータの取得、モーションの収録、録画データの保存と主要なファイル形式での書き出し、アバターと背景画像の合成もアプリ内で行うことができます。

その他にも、VRoid Hubなどのアバターサービスと連携する事で、アバターをスマホアプリに読み込むことができたり、PCを使うことでより手軽にモーションキャプチャが使うことができたり、様々なソフトウェアと連携することができるのもmocopiの魅力の1つです。

VIVEトラッカー

VIVEトラッカーとはトラッキング用デバイスです。室内にベースステーションを設置し、身体にトラッカーを装着することで、VR空間上でのフルトラッキングを実現します。

モーションキャプチャスタジオに例えると、ベースステーションがキャプチャーカメラで、トラッカーがマーカーの役割を果たしています。ベースステーションやトラッカーの数が多くなるほどトラッキングの精度が良くなり、細かい動きを再現できるようになります。VR体験を本格的に行いたい方に向いているでしょう。

トラッカー以外にもVIVEからは、VRゴーグルからフェイストラッカー、デバイスに関するアクセサリー類やVRゲームの販売などしており商品ラインナップは他と比べてもかなり充実しています。

最後に

今回フルトラッキングデバイスについて記事を書くにあたり、デバイスについて多く調べてきました。しかし、まだまだ紹介しきれていない物もあったり今回紹介した中でもまだ紹介しきれていない機能もいっぱいあります。VRゴーグルが登場した当初は気にはなったものの、時間とともにVRに対しての興味が薄くなりつつありましたが、今回を境にVRコンテンツの盛り上がりや技術力の進歩に驚きました。

私自身もVRに対して興味が出てきたので触れられる機会があれば触れていきたいと思います。

information
HaritoraX2 公式サイト
mocopi 公式サイト
VIVEトラッカー 公式サイト

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